世界ふしぎ発見 ソグド人
今回はシルクロードを支配した謎の民ソグド人の特集。ソグディアナの中心サマルカンドを訪れるも、すでにイスラム国家になっていた。
ソグド人はいわゆる胡族であるが、ザラフシャン河流域の農民だったという。アレクサンダーに敗れたソグド人はシルクロードに逃れ、商人として生きることになった。各地のソグド人たちは各地のオアシス都市にいた同族同士のネットワークを整備した。いわゆる「シルクロードのユダヤ人」と呼ばれた人々である。
カラテバ遺跡の映像。仏足石が見える。
仏像の伝播にはクシャン人が重要であり、教典を運んだのはソグド人。
ソグド人は本来、ゾロアスター教徒だったが、仏教を伝播するために、仏教化し、自ら翻訳したという。
お盆がソグド語のウルヴァン(霊魂)から来たというのはなかなか驚きました。今まではインド由来だと思っていましたからね。
次は5世紀に築かれたペンジケントの街へ。
722年頃、反アラブ分子の中枢になっていたペンジケントに対して、アラブ勢力が侵攻、クム山に籠もって最後の戦いを行った。2ヶ月の篭城の後、デワスチ王は百家族を救うことを条件に降伏するが、イスラム軍は条件を守らず、彼らを皆殺しにした。
これもまた歴史の一幕であるよ。