一ヶ月

 JR福知山線の事故から一ヶ月。
 事故にあった人、遺族だけでなく、その周辺の住民、その場にいた人、助けた人、助けられなかった人の多くにPTSDが残されている。
「もっと助けられたのではないか?」という自責の念から、今も現場の献花台に近づけない人もいるという。
 現場のマンションの住人47世帯のうち、42世帯が引越し、3世帯がホテル住まい、2世帯のみが残る。都合があるとはいえ、残された2世帯の心労はいかなるものであろうか? マスコミ被害の標的になっているのは周囲の住民たちだ。
 さらに、この1ヶ月、JR西日本へのいやがらせに留まらず、遺族や事故周辺住民へのいやがらせさえあるという。ここまで、心無い人々がいるのは悲しい。

 体調の悪い日に、こういうニュースを見ると、心が暗くなる。
 なくなられた方のご冥福をお祈りいたします。