新シルクロード 天山南路 ラピスラズリの故郷

 今回は亀茲王国(現クチャ)の王子にして、仏典の中国語翻訳者、鳩摩羅什の物語。彼が修行したキジル石窟は、中国や日本での仏教に重要な極楽や地獄、涅槃などの概念が生まれた場所である。
 匈奴と中国(前秦)の間で揺れ動いた砂漠のオアシス国家の運命の物語であった。
 今回、鳩摩羅什のモノローグ役で石坂浩二が出演、旧シリーズの名演が蘇った。ああ、こっちのほうがいいねえ。松平さんよりゆったりしていて、心地よいのである。
 しかし、これを見ると、「ブルーローズ」がやりたくなるねえ。