イグネシアス・ドネリー

Amazonに注文していたアトランティス本の古典が到着。
冒頭をつまみ読みすると、作者のドネリー(1831-1901)が「上海退魔行 〜新撰組異聞〜」のキャラっぽいことを発見。
ドネリーはミネソタの弁護士、政治家で、南北戦争中はミネソタ州の副知事でしたが、その一方で、小説家でもあり、有名な「アトランティス:大洪水以前の世界」(1881)に加え、「Ragnarok:the Age of Fire and Gravel」(1883)、「The Great Cryptgram:Francis Bacon's Cipher in the So-Called Shakespear Plays」(1887)などがある。タイトルから見て、前者は世界滅亡伝説、後者はシェークスピアの作とされる演劇の中にフランシス・ベーコンが織り込んだ暗号を追いかけるというものらしい。いわゆる架空歴史浪漫の先達と言える。
 史実的には、1870年段階では、ミネソタの副知事の二期目を終え、アトランティス本の調査を進め始めた頃か、国政への参加を考えていた頃ではないかと推測される。ゲームに登場させるとしたら、「冒険家/グリフィン」の流れで、アトランティスの調査にやってくるのであろう。

Atlantis, the Antediluvian World (Dover Occult)

Atlantis, the Antediluvian World (Dover Occult)